USER VOICE

伊藤康治

「すごい会議」で業績20%増。
事業の仕組み化、海外進出へ!

株式会社ポジティブドリームパーソンズ

常務取締役 伊藤康治

  • 雨宮さんは、なぜポジティブドリームパーソンズさんとすごい会議をやりたいと思ったのですか?

    雨宮:ご存知の通り、ポジティブドリームパーソンズ(PDP)さんは、ウエディング関連事業やホテル事業などで成功されている企業です。
    私は4年前に、そのウエディング部門で「すごい会議」をさせていただきました。そろそろ会社のステージも上がっている頃だと思っていましたので、「どうです、またやってみませんか」と杉元社長と伊藤取締役にお話ししたんです。

  • 「すごい会議をやってみませんか?」と言われて伊藤さんはどうお思いになりましたか?

    伊藤:僕の方から「ぜひやりたい」とオファーした感じですよ。「すごい会議」と雨宮さんのファシリテーターとしての能力は4年前に証明されていますから。今回はウエディング部門ではなく、ホテル事業の中の宴会部門にフォーカスしてお願いしたいとお話しました。
    宴会部門は今後当社の軸としてパフォーマンスを高めたい部門で、中期3年計画においても「仕組み化」や「成功ノウハウの共有化」を実現しようということになっていたんです。

  • すごい会議を実施するにあたって社員の方の反応はどうでしたか?

    伊藤:「すごい会議」に抵抗を感じる社員がいたんじゃないかってことですか?当社は社名の通り、ポジティブな人間が多いから(笑)。それに4年前の雨宮さんの実績を知っているし、役員の中には「すごい会議」のファンもいる。みんな逆に「おもしろそうだ」って反応でしたよ。 「すごい会議」では、出席メンバーひとりひとりに手紙を書いて参加を促しますよね。受け取ったメンバーは「いよいよ経営陣が宴会事業に本腰を入れ始めたんだな」と受けとめてくれたと思う。

  • 雨宮さんはどんなアプローチでコーチングしたのですか?

    2つのプロジェクトを計画しました。全国の宴会事業の責任者8名を集めた10回のセッションがひとつ。もうひとつは長崎のホテルのスタッフを集めてのセッション。長崎のホテルはPDPの宴会事業の売り上げの約半分を占めている店舗で、トップだからこそさらに強化して伸ばすことが必要だと考えてご提案しました。 実際のコーチングでは、メンバーひとりひとりに歓びや誇りを持ってもらうことから始めました。ウエディング部門が会社の売り上げの中心になることが多いから、宴会部門って肩身が狭かったりするんですよね。どうせやるなら世界一、日本一の楽しい宴会をプロデュースできるようになろうと。もっとお客様を楽しませて、自分たちも楽しくなろうというスタンス。ここがダメ、あれがダメって言うのではなく、「オレたち、もっと上に行けるんじゃないの」と感じてもらうことが大切だと思ったんです。

  • 伊藤さん、そうすることで、セッションでは何かが起こりましたか?

    伊藤:すごい一体感が生まれました。みんなが自分自身や自分たちの部門にプライドを持ち始めたのがわかった。そうなると、モチベーションがどんどん上がっていくんです。
    たとえば経験豊富な社員が自分のノウハウをみんなに惜しみなく提供し、他のメンバーはそれを素直に受け入れて、もっと学びたい、もっと知りたいというようになった。これって「みんなで成功しようぜ」っていう一体感がなければ生まれないものなんです。

  • 雨宮さん、どんな工夫をされたのですか?

    雨宮:メンバーの中に流れるコンテキストを意識して、それを変革に導くためのテクニックを使った。具体的に言えば、ジョークの連発かな(笑)。宴会部門って本当に大変な仕事なんですよ。数字に追われて、何十社もの企業をたずねて、パーティや展示会の開催を受注しなければいけない。一度断られても、また時期をみて再訪問、再々訪問する。実際、メンバーの皆さんには、うつむき加減で営業訪問しているというコンテキストが流れていた。
    だからジョークの連発(笑)。もともと皆さんはポジティブな人ばかりだったから、楽しい雰囲気はすぐに醸成できました。伊藤さんがおっしゃったように一体感も生まれた。そうすることで、この先、ひとりで営業訪問して心が折れそうになった時にも、「そうだ、オレには仲間がいるんだ」って思い出せるじゃないですか。倒れそうになった時にセッションの情景がよみがえって「よし、また起き上がってやるぜ」となる。これって大きな変革です。

  • それはうまくいきましたか?

    雨宮:業績は伸ばしていただけたようです。もちろんジョークの力だけじゃないですよ(笑)。楽しいだけじゃダメ、コミットメントは真剣に果たすんですよ、ともコーチングした。サッカーの日本代表だってそうでしょ。彼らはサッカーを楽しんでいるから高みに上れた。
    でも同時に、日々つらいトレーニングもこなしている。楽しさと厳しさ。両方があるからこそ美しい成果が現れるし、見ている人間も感動する。欲をいえば、もっと早く成績が上がってもよかったかなと。セッションの30日後に結果が出ると予想していたけど、実際に数字として現れたのはその後からでした。

  • 伊藤さん、いったいどんな目標を立てられたのですか?

    伊藤:目標は2つでした。ひとつは「売り上げ120%」。もうひとつは「世界一感動できる宴会ビジネスの共有ブックをつくろう」ということ。ノウハウ共有ブックは現在のスタッフにとっての強い武器になる。新しい人材に対する教育にも有効です。もちろん、「ノウハウ共有の仕組み化」を雨宮さんにお願いしたことで立てることができた目標です。

  • その目標を立てたことにより、どんな問題が解決されましたか?

    伊藤:20%増を達成するために、また、ノウハウ共有ブックのためにさまざまな提案が生まれるようになりました。TV会議の導入もそのひとつ。週に一回、全国の直営店と日々の活動状況などを報告し合うんです。成功情報をリアルタイムに共有して、効果的だと判断すればどの店舗も即時に取り入れられる。 一致団結感もますます高まりました。あと、セッションを体験したメンバーが全国行脚して成功ノウハウを収集したり、ロープレや社内研修を実施してノウハウを教えたりもしています。
    さらに、宴会部門の成績優秀者をイントラネットで発表するというアイディアも生まれました。発表すれば他部門の社員からもコメントが届くから、宴会部門のメンバーは「ああ、認められている」と実感でき、ますます目標に向かって進む気持ちが高まったと思います。これらの提案の中には雨宮さんのアイディアもある。

  • 雨宮さんは、PDPさんとのセッションを通じてどのように成長されましたか?

    雨宮:PDPのメンバーの皆さんは、コップが上を向いていた。私のコーチングを素直に真面目に受け入れていただける素地があったんです。コップが下を向いていたんじゃ、こぼれるどころか何も入っていかないですからね。
    そんな磨けば輝く原石のような方たちとセッションすると、すばらしいコンテキストが流れ、予想以上の結果が出るんだということを改めて体験できました。同時に、お互いの関係性によって僕のパフォーマンスも上がることが確認できた。ということは、次にお会いする企業の方たちとも素敵な関係性を築くことを意識すれば、より高いパフォーマンスをご提供できるんだなと。僕にも気づきを与えてもらって、本当にありがとうございますという感じです。

  • では、伊藤さん。雨宮さんに会うべきなのはどんな社長でしょうね?

    伊藤:同業者の社長さんには会ってほしくない、絶対(笑)。同業者以外なら、野心のある社長こそ雨宮さんに会うべきだと思う。野心のレベルが高くて大きな目標を持ってはいるけど、チームが思い通りになっていない社長とか。実際、僕も以前は現場に対して歯がゆい思いがあった。絶対に成功させたいのに思い通りにいかなかった。達成できない現場と、達成させるための何かができない経営陣。
    もちろん自分自身に対しても歯がゆかった。そんなところに雨宮さんがやってきてコーチングしてくれたらスムーズに物事が進んだ。雨宮さんって、経営陣が求める内容を熟知しながら、メンバーや現場スタッフの気持ちも理解してくださる。そして、経営者側と現場側の気持ちを絶妙なカタチで一致させるんですね。この能力が本当に高い。僕と同じような歯がゆさを持つ方は、ぜひ雨宮さんにお会いしてください。

  • 今後、PDPさんは、どのようなチャレンジをお考えですか?

    伊藤:今までは雨宮さんに入っていただいて「すごい会議」を進めていたけど、現在は自分たちで行っているんです。どんどん新しい社員が入ってきているし、次期リーダーも育ってきた。雨宮さんとのセッションで成長したメンバーを中心に「すごい会議」をやって、現在も20%増の業績を維持しています。
    この波に乗って、ウエディングやホテル事業、フラワーショップ事業でも仕組み化を進め、成功ノウハウも共有していくつもりです。そして海外へも進出しようと考えています。

  • そのチャレンジに対して、誰にどんなサポートをしてほしいですか?

    来期以降にもう一度コーチに入っていただいて、さらに業績を上げるためのサポートをお願いしたいですね。特に社員教育の面でサポートしてほしい。会社のステージをさらに上げるためには、人材教育が重要になりますから。
    その時には、やはり雨宮さんのポジティブでパワフルなファシリテーションが必要でしょう。ジョークはもう必要ないかもしれないけど(笑)。

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